“NEXT” があることの強さ(4th report)

2月 15th, 2014 No Comments »

■μ’s →NEXT LoveLive!2014 ~ENDLESS PARADE~
http://www.lovelive-anime.jp/sp_4thlive.html

■3rd Anniversary LoveLive!



ステージから、観客席から溢れる圧倒的なパワーを「とんでもない何か」としか形容出来なかったあの3rdライブから約8ヶ月。μ’sは遂にさいたまスーパーアリーナ2days公演を実現出来るまでに至りました。

今もまだ夢を見ているような気がします。ラブライブ!はその1stシングルがオリコン初週わずか434枚、1stライブ直前に発売された4thシングルでも初週2400枚、アニメ化が決定し放映4ヶ月前に発売された5thシングルの時点ですらまだ初週3800枚という規模だったのです。横浜BLITZ(1400人)→TOKYO DOME CITY HALL(3000人)→パシフィコ横浜(5000人)までは、アニメ化での知名度上昇を考えればまだわからなくもない拡大推移だと思っていたんですね。それが一挙3倍×2日で動員数は6倍に。
凄い。凄いけどそれを埋める勢いがラブライブ!にあるのか。しかしどうやらその心配は杞憂だったようです。アニメ放映終了後で1.5万枚規模まで伸びていたシングル初週売上は、その後の6thシングル・スクフェスシングルにて続けて初週3.5万枚規模を記録、3rdライブのディスク化も初週売上がアニメシリーズBDの初週平均と変わらぬレベル。現地動員数が大幅に増えながらもライブビューイングは前回とほぼ同規模で実施され、更に今回は海外4カ国でのライブビューイングまでもが実現。
いやなんか、気がついたらとんでもないうねりになっていましたね。1年でこんなに状況が変わるんだなって。


規模だけでも想像がつかないのに、現地でどういうステージングがなされるかだなんてもっと想像出来ません。各所のインタビュウにおいても「そんな大きなステージで単独ライブとかイメージ出来ない」という声が演者さんからあったほどですし(リスアニ14.1など参照)。それを「この規模だから出来るお金のかけ方」で乗り越え、これからの未来の一端を提示したのが今回のSSAライブだったのではないでしょうか。

例えば両日冒頭の現地映像とCGの合成。ARっぽい、空を飛ぶステージに乗りながら観客の上空から穂乃果や海未が手を振る演出。μ’sはキャラクターとしての9人と担当声優としての9人で同じユニット名を用いていますが、その両方を同じステージの中で登場させるだけでなく更に現実の映像と演出までリンクさせる試みは、より2.5次元感が出せていて非常に良かったと思っています。今まではアニメをシンクロで流すか、会場の様子を中継するかくらいでしたしね。

また違う例としては1日目の7曲目「Anemone heart」。アリーナ最後方に現れた三森さん・内田さんを冒頭見失っていた人が多かったように感じています。それは観客の「μ’sと言えばフォーメーションダンスで魅せる」と思い込んでいたことのあらわれでもあるんじゃないでしょうか。その後もゴンドラで縦横無尽に9人は会場を動き回ります。実はこの縦横無尽な演出自体は初ではないのですが、この規模でやった点に大きな意味がある。だからこそ「硝子の花園」で目の前に南條さんや楠田さんが出現すると予想していなかったアリーナ両脇組の歓喜とかも半分発狂しているような大騒ぎっぷりになっていたわけで。最初からそういうステージだと想像出来たらあんなになっていないです。
会場での演者の移動っぷりについては1日目の方が大掛かりなものとなっています。


μ’sが今までウリとして見せてきたフォーメーションおよびダンス自体の精度もかつてない完成度に。リスアニライブ!-4の時点で、全員の統率された動きが3rdの頃とは比較にならないレベルに達しており「この完成度はヤバすぎないか」と同行した友人と顔を見合わせたものですが、SSA2日目にアリーナA列のサイドというかなり斜めから踊りを見て、より一層の衝撃を受けることに。斜めから見て、9人の動きに崩れが感じられない。
あのね、9人も居て斜めから見て動きが崩れてないって大変なことですよ。正面だけなら鏡を見るなどで各自補正出来ますが、それは平面としての補正です。斜めから見て崩れていないということは、9人が全員空間としての動きを把握出来ているということです。本当にどれだけの練習を積んだのだろう。

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ダンスの完成度だけでなく、演出の面でも多様性を大きく・数多く見せた今回のライブは、看板に違わぬ “NEXT” を感じる事が出来ました。演者さんの努力もさる事ながら、この規模のライブを「想像出来ないものから現実のもの」とし支えたスタッフ陣も素晴らしい仕事ぶりでしょう。カメラの捉え方なんかも今までとはその腕が段違いに良かったですしね。機材トラブルなどが若干あったものの、それはまあライブならではの醍醐味ということで。
次は今回見る事の出来た未来への可能性の一端が更に洗練されるものだと思います。未来がウチらを待っているんだ、そんなライブでした。

そして本当の驚きは最後の最後に待っていた。


スタジアムモード!? 15000人規模が25000人規模になるってことだよね!?
アニメ化された単一作品からのユニットでこの規模に行き着いたのって、けいおん!以来じゃないのか。「行けたとしてもこの辺だろう」という想像の壁を、またもぶっ飛ばしたその瞬間、3rdでSSA発表した以上の歓喜が会場に巻き起こったのをウチは決して忘れません。願っていれば届くってもんじゃないですから。もうこの発表以後はいい年こいた大人が大泣きでしたし、隣に居た初めて会った方とハイタッチしてました。3rdのLVでもそこまで感極まってなかったのに。
ここ一番で勝負に出る時のスタッフ陣の決断力には本当に頭が下がりますね。

これからラブライブ!は2期アニメが控えています。きっとまた音楽CDがいっぱい発売されるのでしょうし、かつてない大舞台に向けて今までに負けず劣らずの各種施策が待っているのだと思います。楽曲の質の高さだけでなく、演者の取り組みだけでなく、勝負に出るところも誤らなかったからここまでこれた様をウチらは見ているのですから。

ライブについては、次はセンターステージ制になったらいいなと思っています。センターステージ制で360度対応型に振りを作り直すところまで出来たら、それはステージが平面を維持しているアニメPVの追いつけない領域になるわけで、それが更なる2次元と3次元との切磋琢磨・相乗効果をもたらすのではないかと思うのです。PVやTVシリーズを引き受けている京極氏がμ’sライブを見てアニメ制作に一層力を入れた経緯がありますから、それをもう一度大きく飛躍出来るチャンスなのではないかと。

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打ち上げの幹事も3rdLVに続き今回もやらせて頂きました。多すぎてもお話出来なくて困るのである程度人数を絞った結果えらい濃いメンツになりましたが、とても楽しくてそんな会の幹事が出来た事を嬉しく思います。意図せず焼肉になったのはある意味で勝ち組でしょう。
またライブに先立ち1月18日に行った3rdライブBD鑑賞会についても、28人という大勢の方に参加頂きました。本当にありがとうございました。

一気鑑賞会にしろ、ライブ鑑賞会にしろ、打ち上げにしろ、きっと…いや、必ず次回がありますのでその時はまたよろしくお願いします。
次があるとわかっていることは、こんなにも幸せなことなのですね。