望を絶つ

8月 27th, 2012 No Comments »

春夏秋冬あるのが日本の良さではあると思うも、夏のキツさはたまりません…。
夏休みも半分以上は寝て過ごしていたし、今月は一応読書休憩月間という事にしてあります。

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■ビアンカ・オーバースタディ/筒井 康隆
http://sai-zen-sen.jp/fictions/bianca/


ラノベの皮を被った(大体いつも通りの)筒井小説でした。表現の古い箇所が少々見受けられはするものの、80歳も近い年齢でこれだけ書いてくる事が驚異的過ぎますね。衰えを微塵も感じさせません。怒涛のように押し迫る衝撃(でありつついつも通り)の展開である前半、終盤の説教くささも含めて実に筒井的であると言えましょう。ゲラゲラ笑いながらあっという間の200頁。
挿絵がやたらに爽やかなのも笑いを誘うポイント。CMで途中左下に赤いシミが見えるけど、あれ○○○なんだぜ…(汗

これラノベって言っていいのかー? という意見はきっと各所から出ているのでしょうけど、仮にここでラノベを「中高生が読むもの」と定義したとしても、自分もその位の頃こういう路線でドキドキしていたのを思えば「これもアリ」なんじゃないかな。是非とも続編を読みたいですが、あとがきにもある通り先生もう結構なお年なのでそれだけの時間があるのかどうか…。


■天冥の標VI 宿怨 PART 2/小川 一水
http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/21080.html

2巻編成で終わらないだと…!? と驚愕するも、よくよく思い出して見ればI巻は<上・下>になっていた。つまりVIが3巻編成以上になるのは今年5月の段階で既にわかっていたはずの事で…あああ。
PART 2ではI巻に登場していた≪石工≫メイスン=≪穏健な者≫カルミアンの出自が詳細に明かされます。彼女らはある目的を持って地球にやって来るも、出会った相手は人類のメインストリームではなかった。マイノリティ故に抱えた鬱屈とカルミアンの思惑は奇妙な形で重なり、それが遂には太陽系全体を揺るがす決定的な転機へと発展してしまいます。いや、それだけならまだ良かった。完全に合致した訳ではない思惑は致命的なすれ違いを生み、悲劇へのとめどない連鎖をも生み始め…以下次巻。そして覚悟しとけと言わんばかりの予告。もはや全滅を免れぬ太陽系人類の行く末は一体どこへ。
PART 1での展開からPART 2が壮惨で暗く悲しい物語であろう事は予想出来ていたものの、程度が斜め上でしたね…。でもこの展開「どうしてこうなった」ではないのですな。ここで説得力を持たせるためにV巻までの徹底的な積み重ねがあって「なるべくしてこうならざるを得ない」のだという事を読者に植えつけた上での、この仕打。うまいよなあ。

富安健一郎氏によるカバーアートも毎巻の楽しみのひとつ。ナムコ出身・現在はフリーで、FF11最新追加ディスク「アドゥリンの魔境」イメージイラストも氏によるものですね。ハードSF的世界観が元より得意だそうで作風が壮大な天冥の世界に凄くマッチしている。
ああ、早く次巻出ないかしら。

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天冥VI-2とほぼ同日に発売された伊藤計劃×円城塔「屍者の帝国」を読んで今月は終わりにする予定。
秋はもっとも読書に適した季節。日没後の空気は秋を感じさせつつありますが、まだまだ暑い日が続きます。早く日中の残暑も一段落して欲しいですね。割と本格的にしんどいので。

マイスター我が家にあらわる

8月 18th, 2012 No Comments »

フヒヒ…ウチも買っちゃったですよ。


マイコンソフト社のアップスキャンコンバータ、FRAMEMEISTERことXRGB-mini


充実しまくりの入力端子群。これ1台がある事で大体の映像と音声はHDMI化する事が出来、配信や録画の際も手順や机の周りがシンプルになるといった次第です。帰宅後工場出荷状態での動作確認もせず(おい待て)、いきなり最新ファームウェアに更新し、いざ接続。


E雀ハイスクール(セイブ開発/1996年)

ときめきメモリアル対戦ぱずるだま(コナミ/1995年)

エスプレイド(ケイブ/1998年)

マッハブレイカーズ(ナムコ/1995年)

■映像出力(配信用録画20fps):第五五六〇観測所 保管庫
http://amytis.main.jp/live.html#tokimemo_puzzle

などなど。同期信号を僅かにいぢるだけで事も無げに次から次へと映る想像以上のあっさり感には驚きですね。最新ファームウェアでは兄貴分であるXRGB-3より多くの基板が映せるのだそう。それでいてコンバート速度がXRGB-3の約2倍ですよ。ただタイトーF3基板(ダライアス外伝など)がかなりの難関だとか。ウチにもF3の奴がありますが、それは従来通りXRGB-3使って映す事にしましょう。


D端子で運用していたXBOX360も朝飯前です。でもD端子は何だかちょっと映像が眠いかな? ファミコンなんかもビデオ端子が付いている後期型なら可能とのこと。メガドラやネオジオの出力不具合も先月対応されたみたいだし、圧倒的に色々映りすぎる。

ネックは定価38,640円・実勢価格32,000円という価格の高さかなあ。確かに現行のゲーム機より高いのは強烈な印象を受けますが、定価はXRGB-3と同じですし。実勢価格にしても旧世紀から実績を積み重ねているマイコンソフトのを先に買ってしまえば、安物買いの銭失いする事はまず無いわけで。HDMIに替わる新仕様が普及しHDMIが廃れるまで、旧来の資産さえもずっと活用出来ると思えば決して高い買い物ではないんじゃないかなと思うところです。

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おまけ。


1年ぶりの通電確認をひと通りやったら、マッハブレイカーズの表示がおかしな事に…。近く修理出して来ますorz
あとHDMIケーブルが安物だと速攻でノイズが乗る。ipadでもmac miniでも問題なく使えてたのが実はあまり良い質ではなかったようで、これも近く1本買い替えで。