懐かしき青春大活劇

9月 3rd, 2011 No Comments »

笹本祐一のデビュー作「妖精作戦」が27年目に “再” 復活。
ウチの読書遍歴に多大なる影響を及ぼし、全ての原点ともなっている作であります。読書休暇月間でもこれを取り上げない・読まない訳にはいかぬ。
ちなみに最初の妖精作戦(緑背版)刊行当時7歳。緑背版自体は読んでますけど流石にリアルタイムではないので刊行当初の衝撃を知らないのが悔しい。ほんと70年代後半生まれって中途半端だよなあ。

■妖精作戦とは – ニコニコ大百科
http://dic.nicovideo.jp/a/妖精作戦
■笹本祐一 – Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/笹本祐一

▲緑背版表紙群。1巻のみ更に別の方が絵を描かれているも実物を見かけた事はなく…。

改めて読んでみると、会話文の多さと頁における空白面積の広さは今で言うラノベそのもの。ラノベという言葉自体が比較的最近ですけどね。情景描写も修辞もだいぶ不足しています。
でもね、妖精作戦には勢いとハチャメチャな展開があった。登場する高校生に偉ぶった風はなく、学園生活を満喫し文化祭に精を出す本当にどこにでも居そうな感じだった。うる星やつらで言う、ヒロイン(ラム)に特殊能力があるのに主人公(諸星あたる)が極めて普通な青年なのと同じような構図と言えばわかりやすいかな。初読当時ウチは登場する高校生らより年下だったので、毎日を輝いて生きている彼らにとても憧れたものです。実際のウチの高校生活が輝やけていたかはわからないけど。

さて今回まさかのソノラマ(朝日)から外部への移籍が実現したのは、朝日だともう文庫本が出せないからという事情もあった様で。創元なので挿絵がないのは少々残念なところですが、ソノラマ新装版が今回の再新装版とタイミングを合わせてJコミで読めるようになっています。表紙・挿絵の雰囲気的にはこちらをオススメ。

■Jコミ | 妖精作戦
http://www.j-comi.jp/book/comic/4441

▲17年前のソノラマ新装版表紙群。今見ても良い絵です。キャラに対するイメージはこっちで固定されています。

いやー久しぶりに読んでもやっぱり面白い。ノブかわいい。
続刊は毎月なのかな。ウチ的には次巻がシリーズでも特に破天荒極まる怪作でイチオシ。ハチャメチャだけで終わらず強烈な切なさも同居するのがこのシリーズの特徴なんですけども、最終巻と共にそれが良く表れているのが2巻ハレーション・ゴーストなんですね。

来年には「ミニスカ宇宙海賊」のアニメ化が控えている氏の、原点と入門にどうぞ。