今月の読書ほか

6月 27th, 2011 No Comments »

歳を取ったような気がしますが気のせいです。
というか数字はどうでもいいです。数字に対して自分のあれこれ考えると陰鬱になるだけだし。色々出遅れつつも準備したり考えたりがここ最近続いてます。経緯や成果について取り立てて述べられるような事はまだありません。先のエントリで減量について書いたけど、あれも最低限到達しか出来てないのにここ数日水平線という有様で、成果が出たと言うにはやや中途半端ですね。
仕事の方は諸々の事情により給料上がらないんで無理して頑張る義理もなく、定時で容赦なく退勤しております。むしろこちらの方がやる気ありません。

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月末なので今月の読書総括。
7冊2779頁(予定)。あれ、ウチの当初の基準って月1500頁じゃなかったっけ?
いや冊数頁数が予定を越えている事は喜ばしい事ですけど、多くなっている分犠牲になっている別の一面が。そこの改善はもうちょっと先かな?

■地球の長い午後/ブライアン・W・オールディス
http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/10224.html
■夏への扉(2010年新装版)/ロバート・A・ハインライン
http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/11742.html
■アンチリテラルの数秘術師(アルケニスト)2/兎月 山羊
http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-870590-5/
■シャドー81/ルシアン・ネイハム
http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/31180.html
■寒い国から帰ってきたスパイ/ジョン・ル・カレ
http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/30174.html
■ダック・コール/稲見 一良
http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/20402.html
■高い砦/デズモンド・バグリイ  ←イマココ!!
http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/31103.html

今月のメインテーマは「小島秀夫を作ったハヤカワ文庫vol.1」でした。これは去年の早川フェアで今年はvol.2が開催されていますが、まずはvol.1から。翻訳モノを特に読まないウチはいずれも未読だったのでありました。
読んで自分に突き刺さった度合いで言うと「ダック・コール」だったと思います。著者の人生経験に裏打ちされた細やかで豊かな描写。ウチどんだけしょぼい人生なの、何も見てないの、表現出来ないのと恥ずかしくなり辛くなる。抜群の計算されたプロットに感心し圧倒されたのは「シャドー81」、著者の頑張り過ぎている想像力に追いつくのが大変だった「地球の長い午後」と、フェア対象になるだけあってどれも読むべきところがありましたね。またSFじゃない作品の方が多く普段SFに偏って読んでる自分としては読みこなせるか当初不安もあったのですが、逆に他ジャンルに触れた事でとても良い勉強になった感です。

引き続きvol.2…と行く予定でしたが、いつもと違うジャンル&翻訳モノを読む負荷はやはりそれなりにキツいのでちょっと間を置いて…。来月のテーマはまだ未定。

ツケを返す忍耐の3ヶ月

6月 24th, 2011 2 Comments »

昔は痩せぎすだったのです。
体重/(身長×身長)から算出される標準体重基準で言うと、高校~入社当初は標準-10kg。仕事のストレスで標準-13kg位まで落ちた事もあり「太りにくい体質でね」等と油断していたら、25歳を過ぎてしばらくした頃から地味に増えるパターンに自分もご多分に漏れずハマっていたのでありました。自律神経をこじらせ服薬生活を3年程した副作用からかその後も体重は止まる事なく、今年の3月頃には標準+13.2kgに。
痩せていた印象が強いからかどこ行っても「太ったよね?」「ラインが変わった」と言われる始末。そりゃ26kgも変動していれば言われるのは当然ですが決定打が見つからず「簡単に減らせるなら減らしとるわ」と内心イライラしながら言われたい放題だったのでありました。

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さて。
結果から報告すると3月に+13.2kgあった体重は、6/23時点で標準+0.00kgになっています。
BMI22.0ジャスト。以下今回の減量に際し気をつけた事を列挙。

■食生活
朝は従来通りご飯一膳+野菜少々、昼をダイエット食に置き換え、夜は炭水化物を抜く。後に夜の摂取量を「夜中で変動する体重以上の量を食わない」まで制限強化。当然あらゆる間食厳禁、夜食って3時間は寝ない。1日で飲む水分は多くて500ccを越えない事。内350ccはヘルシア緑茶。
ダイエット食は薦められた明治のやつで。DHCはサプリもそうだけど値段の割に粗悪品でしょう。

■運動
以前と一切変化せず=運動を全くしない。

■その他
エレベータとか電車待ちとか気がついたら1分間腹を思い切り凹ませてみる
 →ある程度減ったら放っておいても腹に力は入れるようになっていた。
うっかり食欲に惑わされても1分真剣にそれが必要か考える
 →大抵の場合1分も考えてれば「必ずしも必要ではない」事に気付く。

運動について考えるのをバッサリ切り捨てたのがウチの場合の正解だったようです。
ダイエットと言うとまずは運動で代謝を上げると非常によく言われますが、それは “学生時代に基礎体力をきちんと付けている人” の場合と思います。ウチの場合壊滅的に運動嫌いである上睾丸摘出により劇的に筋力が落ちているため、運動で代謝を上げる事から始めると数年単位を要する事になるしまず続かないでしょう。実際去年の秋とか踏み台昇降30分を毎日やってみたりしていたけど、3ヶ月やって体重ビタイチ動きませんでしたし。

ちなみに一度にあれこれ導入した訳ではなく、夜炭水化物抜くなんてだいぶ前からやってます。ヘルシア緑茶飲むのも随分前からです。間食しないとか寝る3時間前食わないとかそんなもん当たり前です。つまり決定打は昼のダイエット食ただ1つでありました。すげーたったこれだけの話だったのか。薦めてくれた某氏に感謝せねばですよ。今度飯おごるくらいしないと。
尚減量に伴う筋力低下ですが、先述の通り手術で落ちるところまで落ちてますので体感出来る程「更に筋力落ちた」と感じる事はありませんでした。そうだろうという読みはあったので運動を一切諦める事に踏ん切りがついたとも言いますが、普通の男性がこれやると多分物凄い勢いで筋力が落ちます。ウチはやや特殊な例ですね。

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さて標準まで戻したとは言えここでは終わりません。
元が標準以下だったので、もう少し落とす必要があります。食生活もこのままを維持です。目標は標準-7.00kgくらいかな。流石に落とす肉が減って来て数字を減らすのが大変になって来てますけど、暑い内にはなんとかしたいところ。

まだ20代の若い方がこの日記を読んでいるとしたら、20代半ばになってからの食生活は相当気をつけましょう。いやほんとに冗談抜きで。意識していない所で身体に変化は起きており、食う物がそのままだと多くの人が太ります。そして落としにくくなります。
極端な節食なぞせずとも最初から増やさなければそれに越した事はないのです。

フリンは生きている

6月 4th, 2011 No Comments »

■TRON:LEGACY
http://www.disney.co.jp/tron/

待望のBD/DVDです。
TRONオリジナルもBD化とあっては買わずにはおられんとダブルパックをチョイス。

オリジナルから四半世紀余り。技術が進化した今新しいTRONを作ったらどうなるかという点において、レガシーは期待以上のものを提示出来ていたと考えます。ハードルの高さは並の映画の比ではなかったでしょう。何しろ前作はCGによる映像表現としては先駆け中の先駆け。あれは凄かったんだと28年も語られ、その分の進化が前提として当たり前の様に存在する訳です。更にその上を目指さなければファンを満足させる事は出来ないのですから。

その厳しさはディズニーも承知で、故にコミコンでテスト映像をゲリラ放映し反応を見てからゴーサインを出したという経緯があります。その結果がどうだったのかなんてのは言うまでもありません。あの場でファンが大歓声を上げていなければレガシーは今日存在していなかった訳で。


期待に応えられる映像の実現は、建築に理解のあるジョセフ監督なしには成し得なかったものと思います。登場するオブジェクト全てが考え抜かれ無駄がなく、存在しないはずのものが圧倒的な説得力を持っている。先に発売されたアートブックや後に記述するiPadアプリ「TRON:LEGACY セカンドスクリーン」等のメイキングで世界観に対する理解を深めれば深めるほど、この映画がどれだけの事をやってのけたのかが伝わって来ます。

ストーリーが云々という批評を若干見受けたりしてますが、個人的にその辺はどうでも。第一全ての映画が感情移入の出来る映画である必要はないでしょう? あらゆる創作物には「俺はこれがやりたかったんだ」という何かがある筈で、そこさえ筋が通っていればその創作物は成功と言っていいと思うのです。レガシーはTRONの続編としての映像美とアクションこそがキモであり、そこに関しては全くブレがありません。それで何が不満だというのか。


■ディズニー・セカンド・スクリーン/トロン:レガシー
http://itunes.apple.com/jp/app/id439432401?mt=8

さてディスク化にあたり(かなり豊富な)内部コンテンツだけでなく、iPad専用アプリとして「セカンドスクリーン」という外部連携が今回用意されています。映画に対する理解を深めるために電子的なアートブックを用意しました的なものですね。ディズニー的には初めての試みとの事。
容量なんとびっくり855MB。今年1月のエントリで(紙媒体の方の)レガシーアートブックについて「映画の内容に対してボリュームが足りない」みたいな不満を綴った、あれが見事に解決されています。いや解決どころかボリューム凄過ぎて本編そっちのけにならざるを得ないっていう。内容としてはコンテやラフが可能な限り収録されているだけでなく、電子デバイスならではの特徴として


舞台やオブジェクト様々な視点で見る事が出来たり、


CG合成のレンダリング過程を好きなだけ再生・逆再生出来たり等が思う存分。若き日のフリンの顔をどうやってCGで丸ごと作り演技までさせているかなんてのもバッチリ収録されています。
アプリ自体は無料でApp Storeで入手可能。しかし必ず何らかの形でディスクとSyncを取らないといけないためBDなしでアプリは楽しめませんし、そもそもiPadがなければどうにもなりません。両方無いといけないのが若干難点ですが、レガシーが気に入ったならこれは是非観て頂きたいと思います。今後もこういう複合的に作品の理解を深められる試みに挑戦していってもらいたいですね。