板状の何か

4月 30th, 2011 No Comments »

■Apple iPad2
http://www.apple.com/jp/ipad/

WiFi黒32GBモデルを発売日に購入済です。これでウチもiPadデビュー。
普通に仕事でしたし朝から並びに行ける程暇な日ではなかったのですが、外回りを終えてブツだけでも見ようと正午ちょい前に有楽町ビックカメラに寄ったらまだ残ってたんですね。大量に押しかけたサラリーマン(自分含)により昼休み終わる頃にはWiFiモデルの在庫切れてましたけど。
解像度だけならiPhone4と大して変わらないんですが、やはり大きいとそれだけで色々違って来ますね。タッチ自体がしやすいし、BTキーボードを使おうという気になるし。ノートPC等とは比較にならない起動の早さを活用して物書きしたり、発色が素晴らしく良いのでデジカメで撮った写真の母艦にしたいなあ等と思っております。

PUELLA MAGI MADOKA MAGICA

4月 22nd, 2011 No Comments »

■魔法少女まどか☆マギカ
http://www.madoka-magica.com/
■紫色のクオリア/うえお久光
http://dengekibunko.dengeki.com/newwork/bank_0907a.php

終わっちゃいましたね。
まどかマギカは当初スルーしてました。元々アニメ新番組を全てチェックして随時切るような見方をしていない事、そのためオリジナルをかなりの高確率で見落とす事、エロゲもそれほど多くやっている訳ではないので虚淵さんという方を知らなかった事などの要因があり、そもそも存在を知ったのが3話放映後でした。配信で後から追いかけられるのはいいですね。素晴らしい時代になったもんだ。

で、12話終了後の印象ですが、もう一捻り欲しかったというのが正直な気持ちかな。12話Aパートみたいな話は別に超展開でも目新しくもなく、最近だと電撃文庫「紫色のクオリア」の「1/1,000,000,000のキス」が似たような事をやっています。クオリアの場合まどか12話終了後に相当する部分からオチまで更にもう一歩があり記憶にも新しかったので、まどかに物足りなさを感じたかも知れません。
魔法少女という題材も日本ではありふれたもの、ループネタも上位次元の存在となり誰からも認識出来なくなるネタも王道。ではまどかのどこが良かったのかというと、構成=脚本にあったのかなとウチは思うんですね。12話という限られた時間を本筋を追いかける只それだけに費やしている。「その会話に意味はあるのか」とイラッとしながら見るアニメが多い昨今で、贅肉のない筋書きは観ていて気持よささえ感じたものです。それだけ構成が秀逸だっただけに、第13話があってもう一捻りがあったならそれこそ傑作になり得たかも知れないのが悔やまれます。そういう訳でウチの中では神作でも傑作でもなく、傑作に届かない良作という位置づけでしょうか。
楽しめたのは間違いありませんしBDも買います。ウチがTVアニメのディスク買うとかナディア以来ですよ。OVAとか劇場版は時々買うけど。

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春はとりあえずシュタゲ観てます。が、キャラ設定上仕方ないのかも知れませんが会話に無駄なやりとりが多く素直に楽しめません。これがゲームだったら間違いなく途中で投げてるレベルです。とりあえず最後まで観てからもう一度考えようとは思いますけども。
アニメ版ミニスカ宇宙海賊とかアイマスとか、観たいアニメの本命は夏以降かなあ。また原作ものばっかじゃねーかという感じですが、今回の様なオリジナルの想定外は今後の教訓にしたいと思います。もうちょっとちゃんとチェックしよう。

わたしが不思議

4月 19th, 2011 No Comments »

■小説版ドラえもん のび太と鉄人兵団/瀬名秀明
http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784092897267

探すのに若干苦労しました。
amazonとかbk1で買えばいい? そうではなくてウチは出来るだけ本屋で買いたいのです。オンラインショップは目的の物を見つけるのは簡単だけれども、それまで興味なかった本が目に入って立ち読みしてみたり、店員さんお手製のおすすめpopを見たりする「本との出会い」はやはりリアル店舗の強みだと思うのです。古くて探すのが明らかに厳しい時はお世話になりますが。

苦労した理由は2つ。1つは本の評判が良くてそもそも在庫を切らしている店が多かった事。今現在で言うとamazonは再版待ちになってます。もう1つの理由は「小学校高学年辺りもターゲットにしている」事でした(そこそこフリガナが多い事からそれがわかる)。ドラえもんなので幅広い層に読んでもらいたいという著者の想いがあり、ウチが見つけたのも三省堂の “児童書” コーナーだったのです。ハードカバーで300頁超の本が児童書コーナーだとは思わなくてなぁ…。

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漫画のノベライズとしては大変良い出来です。「これだけの物を出してしまうと今後(漫画原作のノベライズに)プレッシャーがかかる」という評価も頷けます。基本は大長編版準拠で、そこに旧劇場版から良い所取りをしたり鉄人兵団以外のエピソードも序盤から細かく配置。その拾い方が上手いんですね。小説版独自に出てくるゲストキャラの正体を含め全体にドラえもん愛が満ち満ちており、ドラえもんをよく知っている人ほどニヤリと出来るのは間違いありません。
原作を丁寧になぞるだけで終わっていないのもポイント。原作に足りない設定を若干追加していて、それに伴い途中の展開が原作と少し異なります。が、極力原作を尊重しているので原作→アニメの「えー!?」みたいな変え方ではない。宇宙開拓史辺りからアニメ化における残念っぷりを充分味わって来ているだけに、この神経質なまでの配慮には感動すら覚えます。藤子F先生が生きていたならきっと喜ばれた事でしょう。

気になったのは、いつもの面々の心理描写が大幅に強化(特にスネ夫が)されている一方でリルルや博士など相手側の心境変化について “もっと” 突っ込んでも良かったのではないかという所くらいかな。逆に言えばそこしか気になる箇所がなく、これは不満点ではなく高望みですね。

探したかいがありました。瀬名先生ありがとうございました。

忍び寄る錯覚

4月 14th, 2011 No Comments »

■錯覚の科学/クリストファー・チャブリス&ダニエル・シモンズ著 木村博江訳
http://bunshun.jp/pick-up/sakkaku-kagaku/

昔からずっと治らない事に「階段をきちんと見ているのに(登りの)段差を見失う」というのがあります。左右の視力が倍程違う “ガチャ目” から来る立体感の喪失が原因かなと思っていますが、実際のところはよくわかりません。頻度は結構高く最近は2日に1回程度。片足が宙に浮いたまま “視界が戻る” 数秒を待つ事で大概は回避するんですがたまにうっかりコケたりもします。
「そこにきちんとあるし、目を向けているのに見えない」経験を日常的にしているので自分の目は元々信頼していない、そんな折に雑誌で紹介されていたので手に取ってみたのがこの「錯覚の科学」という本でした。

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この本では6つの錯覚について、数々の実例や実験を交えて解説しています。
心理学的観点の解説も含まれているものの丁寧に事例紹介する方に比重を置いており読み易さは良好で、難しい本ではありません。

・何かを注視する事で他の部分が(目を向けているのに)見えなくなる「注意の錯覚
・他人の経験を自分の経験と思ってしまったり、過去の自分の記憶さえも “自分の記憶したい記憶” に変わってしまう「記憶の錯覚
・自信の強さは能力の高さの証明と繋がらないのに思い込んでしまう「自信の錯覚
・見慣れた、使い慣れたものは理解していると思いがちな「知識の錯覚
・(陰謀論などをはじめとする)因果関係があると思い込んでしまう「原因の錯覚
・脳トレの類を続ける事で様々な能力が開花すると勘違いする「可能性の錯覚

しかしなんていうかもう錯覚だらけですな。いかに人間の脳がアテにならないか、そして自分もまた多くの錯覚に惑わされて生きているという事をイヤと言うほど思い知らされます。大丈夫だと思っている事ほど危なかったりしてもう何を信じればいいのかと頭を抱えたくもなりますが、この本はそうやって人を凹ませる事が目的ではなく、錯覚を意識する事で物事をもう一度落ち着いて考えてみよう、新しい見方をしてみようという事を伝えようとしています。とは言っても、わかっててもそんな簡単な事じゃないと思うけど。
時折読み返して意識し直したいですね。なかなかに面白い本でした。

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本の内容とはまるっきり話がズレますけど、もしかしたらこの世界自体が錯覚の塊だったりする可能性だって無いとも言い切れません。今実際に宇宙ホログラム説について検証実験が行われていて、もしこれが実証されたりすると「固いものを固いと感じるように出来ているだけで実際は違う」みたいな事になるんですよね(多分)。

もし世界そのものが錯覚だと我々が気付いてしまったら。その時人の考え方に変化は起きるんでしょうか。本を読み終えた後、そんな説を思い出して何となく空想してみたりしたのでした。

マザーズ・ロザリオ

4月 8th, 2011 No Comments »

■ソードアート・オンライン7 -マザーズ・ロザリオ-/川原 礫
http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-870431-1/

文庫になってから知ったSAO。毎巻とても楽しみに待ってます。
今回は久々に浮遊城アインクラッドが舞台でした。「やっぱSAO言ったらアインクラッドだよなー。1~2巻のアインクラッド編が強烈に印象に残ったからこそこうやって買ってる訳だしなー」等と、久々の浮遊城に懐かしさも感じながらザクザク読み進めていたら。

読後泣いてた。
いやどうしても十数年悪性脳腫瘍と闘病した末若くして他界した従姉の事を思い出さずにはいられなくてですね…。話が逸れるのと以前どこかでそれについては書いた気がするのでここでは省略しますけども、そんな個人的な心境と話の結末に対しての想いがないまぜになり、感極まってそれは涙となって頬を伝っていたのでありました。小説で泣いたのいつぶりだろう。別に設定がそれほど特異なものという訳でもなかったのに、ウチの読書に対する姿勢が変わったのか、それとも単に歳をとっただけか。
仮想世界にありながら現実世界での死が隣り合わせにある、そのシビアさとそんな過酷な世界で生き抜く力の物語がSAOの原点であり魅力です。しかし背中にのしかかる重さという意味では1巻をも上回る…いや比較にさえならないでしょう。”突き付けられる” 話でありました。これもう1回読むとまた色々思い出しそうで辛いです。というか思い出しながらこのエントリ書いてる時点で既に辛いわ。

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次は秋頃予定とのこと。大体いつも予定より早いので8月とか9月くらいになるでしょうか。ちなみにこの7巻がちょうど文庫版刊行2周年。間にアクセル・ワールドを同数挟んでのこの刊行ペースは凄まじいものがあります。いくらSAOがオンライン小説版の手直しだとは言ってもです。

今からSAOを読もうかなとか考えている方は、ひとまず1巻だけ読むと良いでしょう。題と名を同じくしたゲームが登場するのは、実は最初の1巻だけで完結しています。2巻がその外伝で、3巻目以降が後日談みたいな構成。1冊で概要と続けて読む読めないの判断は十分につくんじゃないかと。

ラノベで続刊きっちり買ってるのってSAOとブギーポップくらい。
続刊の限り読み続ける予定であります。どちらにも共通しているのだけど、刊行初期に衝撃を受けたシリーズは完結まで見届けたい気持ちが(途中で大盛り上がりするタイプより何倍も)強く残りますから。それだけSAO最初のあの物語は、自分にとって大きな「何か」だったのです。