思い出の海洋三傑

3月 30th, 2011 No Comments »

海洋モノは緊張感が独特で摂取し過ぎると疲れてしまうため余り数こなせてないのですが、

・ふしぎの海のナディア
・アビス(完全版)
・ソリトンの悪魔(小説版)

この3つは外せないかな、と勝手に思ってます。
何故こんな話をしているかと言えば、最近ちょっと「思い出をもう一度振り返る」的な事を意識してみてまして。で、目につく所にナディアのDVDBOXがあったので「ああ海洋モノと言えば…」みたいな流れ。ナディアはしょっちゅう観返しているので、10年ぶりくらいに「アビス(完全版)」を観返してみたりしました。
ソリトンの悪魔は小説がどっか行ってしまって、読み返す機会あるかなぁ。

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アビス公開当時は12歳。
海洋モノは大概(閉じ込められた空間内で話が展開するが故に)地味で、劇場公開版の120分ですらも当時は「長いなー」と思いながら観ていたものです。が、大人になって完全版をいざ観返してみると山場だらけであっという間の3時間。小さい頃どれだけ飽きっぽかったのかがうかがい知れると言うものです。

そんな飽きっぽい少年期の自分に印象として残ったのはCGでした。というかウチの場合強く印象に残るのは内容ではなく見た目的が大半で、特にこの90年代手前辺りって本格的にCGが使われるのをよく見るようになった時期でもあるんですよね。CGと言えば欠かさず挙げておきたい「驚異の小宇宙 人体」も1989年。すげえなこの年、ナディアもアビスも人体もあるとかどうなってんの。

とは言ってもアビスにおけるCGシーンは随所で使われる程多くはなく、故に印象に残ったとも言えるのですが、水が半固形でウニョウニョ動いたり水面が “縦に” 割れたりするのを観て「CGすげーこれからってこんなのが増えるんかなー」等とパソコン少年だった当時は未来を夢見たものです。手元のパソコンじゃCGなんてとてもじゃないが無理だけども、お金かけるとこんな凄い事が出来るのがコンピュータなんだなって。
CGの技術でびっくりさせられたアビスという作品は、パソコン少年的に印象に残るべくして残ったのかも知れません。
このアビスでのCG技術は、後のターミネーター2で更に大きく話題を呼ぶ事になります。

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ストーリーについては当時余り印象に残ってなかったので割愛気味で。
反戦反核が本来のテーマなのに、劇場公開版はそこがごっそり削られて酷いやっつけになってしまってましたしね。DVD版は完全版しか収録してないので、今から観る分にはやっつけ仕事を心配する必要は全くありませんが。
てかBD版出てないのは何故だ。画質的にも両方収録する意味でも、こういうのこそBD化するべきなんじゃないのか。

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海外ものついでに、こんなのが飛び込んで来たので備忘録も兼ねつつ記しておいてみる。

▼リメイク版「V(ビジター)」BD/DVD化
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20110328_435658.html

リメイクされてたんですねビジター。
エイリアンが人間のフリをして地球にやって来るSFもので、ネタとしてはありがちなものの先が気になりまくる非常に良く出来たドラマです。ただし第二期(V2)が物凄いグダグダなのでシリーズとしての評判が余り良くなかったりしますが。リメイク版はそこら辺解消されてるんかなー。発売されたらぜひ見よう。

落第生25周年

3月 21st, 2011 No Comments »

■落第忍者乱太郎公式キャラクターブック 忍たまの友 天之巻
http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=12417

乱太郎の原作の方の公式ガイドブックが連載開始25年目にして初登場、だそうです。そうか、連載始まってもうそんなになるのか。

先のエントリでも若干触れていますが、我が家に於いて漫画は教育上よろしくないものでした。父はもともと漫画好きだったのですが結婚を機に「大人になって漫画だなんてみっともない!」と母から禁止され、子も歳が2桁になるまでは極一部の超例外を除いて認める事はなく、小遣いでジャンプなんぞ買って来ようものなら居間で説教。そういう家庭もあるのです。間違った教育だと思うけどな。
その突破口となったひとつが乱太郎でありました。何故読んで良かったかと言うと新聞(朝日小学生新聞)に掲載されてたからなんですね。内容はギャグマンガだけど、一応新聞の名を冠する媒体に掲載されている以上親も文句は言えなかったというか。
尼子先生に手紙出した事もあったっけなあ。お返事もちゃんと来ましたよ。

で、買って来て読む。
乱太郎って登場人物めちゃくちゃ多いんですが、収録されている350人以上(!)その全てに原作の絵がきちんと付けられている。初登場時の巻数も漏れ無く記載されており、キャラクター図鑑としては申し分なしでしょう。「もうプラスアルファが欲しい」という声が聞こえてくるのもわからなくはないのですが、原作が48巻(続巻中)という大ボリュームである事を考えれば、1冊に綺麗にまとめるという編集だけでも相当な苦労かと思います。文字密度もかなり高め。原作ファンはぜひ。

あ、ちなみにここまで一切「忍たま」という表記をしていないのは意図的なものです。アニメ版は癖がなさ過ぎる。そもそも「落第」という言葉が放送コードに引っ掛かるから使えない所から始まり、「忍者のたまごが忍たまなら金魚のたまごは…?」とかそういう若干危険なギャグも封じられてるし、ギャグマンガでありながら乱世を繁栄した厳しい世界観のコントラストも薄まってしまっている。原作で好きだった所が軒並み削られていて、アニメ化当初より真面目に見ていません。原作主義派にございます。
なお好きなキャラは戸部先生です。寡黙で剣の腕前超一流、でも腹が減ると何も出来ないとか抜け目なさ過ぎです戸部先生。昔からずっとファンです。

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キャラクターブックといえば、若干遅くなりましたがプリキュアぴあも買って来ました。半透明で外から見える袋に入れるのやめて下さいよ何の嫌がらせですか三○堂さんwww
こちらも本の内容については満足していますが、語れる程コアなファンではないので割愛します。プリキュア5辺りから見始めた新参者ですので。

足跡を辿る

3月 20th, 2011 No Comments »

■伊藤計劃 – wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/伊藤計劃
■伊藤計劃:第弐位相
http://d.hatena.ne.jp/Projectitoh/

家からロクに出もせず、買って来た伊藤計劃記録第弐位相を読了。
奇しくも氏が他界して今日が丸2年。生きていれば「虐殺器官」「ハーモニー」の次にどのような世界を今頃見せてくれたであろうかと思うも、それは叶わぬ願いでしかありません。命はいつだって不平等で、世の中は不条理なんだなというのをこういう時強く思いますね。

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さて、第壱位相では短編小説やインタビュー、2004年頃までの映画評が中心の構成でしたが、第弐位相はその名の通りその3分の2をはてなダイアリーからの収録が占めています(本の題名が氏のblog名と同じ)。第壱位相に掲載されていた映画評の出自と違い、はてダに綴った全てはweb上に今も残されていますのでぶっちゃけ第壱位相に比べて買う必然性はかなり低いです。この点は否定出来ません。
しかしまあ、はてダの方もいつまで残ってるかわかりませんし、手元に置いておきたい方は買うと良いでしょう。アーカイブとしてのwebの有用性なんて信用出来たもんじゃないです。他人様の都合でいつだって軽く吹っ飛ばせるのがあの世界ですから。

そんな必要不要論はさておき、インタビューのような “整えられた” 文章と違って日記のような生の文体の方が、親近感がわくというか興味深く読めるというものですね。短編にしろ長編にしろ、あれらの小説は書かれるべくして書かれたのだというのが滲み出ておりました。闘病しながらの執筆がどれだけ過酷であったかという部分も。

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ところでFF11・FF14の震災に伴うサービス一時休止が延長されてしまいました。
この際にモッサモッサと読みかけの本などをこなしていきたくもありますが、余りいっぺんにインプットしても自分の中で消化仕切れない。日頃から積むなよって話ですね。多くても積ん読は5冊程度に留めるようにはしているのですが。

空にうかんだエレベーター

3月 19th, 2011 No Comments »

安房直子 著、出版:あかね書房(あかね創作どうわ)。
1986年千葉県読書感想文コンクール 小学校中学年課題図書。

誰にでも「思い出の本」というのはあるかと思います。自分にとってそのひとつがこの本でした。
…というのを思い出すのに20余年。途中だいぶサボりましたけど、どうしても思い出したくて。

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町の大通りに出来た子供服専門店。
ショウウインドウに飾られた、ピアノを弾くウサギのぬいぐるみ。
そのウサギが大好きで毎日見に来る少女。将来の夢は洋服屋さんになること。
ある日、動かないはずのウサギが少女に約束をする。
「満月の晩に会いましょう。こっそり出ておいで」と。

約束の夜少女が店に行くと、ウサギはピアノから立ちショウウィンドウのガラスを氷のように溶かして飛び出して来た。
一緒に町の大通りを駆け抜け、乗ったエレベーターはビルを突き抜け空に浮かび、夜空を切り取った布地でマントを織り、星の光を束ねてリボンを作る。そしてそのまま夜空へ飛び出す。
満月が出ている間だけの、ウサギと少女の冒険。

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少女にとってウサギは憧れ。届かない憧れを象徴するように少女とウサギを隔てるガラス。
それが魔法のように溶けていき、憧れが舞い降りる。空に浮かんだエレベーターは透き通っていて、町を一望出来るその素晴らしい眺め。夜空を服にしてしまうファンタジー。

自分という人間を構成するに影響したいくつかの内でも、この本の与えた幻想的光景はかなりの部分を占めています。我が家は10歳くらいまで漫画を買うのも読むのも禁止だったので(例外:ドラえもん)、見た目で印象に残ってる出来事というのが少ないのです。
そして当時は第四腰椎圧迫骨折にて余り派手に動く事が出来ない時期でもありました。自由に冒険するというのは少女だけでなく自分にとっても憧れのように映り、挿絵の素晴らしさも相まって以後忘れようのない思い出となります。
題名も著者も何処で読んだかすら忘れても、その光景だけは自分の根幹を成す一部分として。

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というわけで、題名を正確に思い出して即通販でポチり本日到着。
もう二度と手放さない。でももうすぐ小学生になる姪っ子には、読ませてあげたいな。

雑記2011_03

3月 17th, 2011 No Comments »

今週はFF11も14もサービスを停止しており、半年程前までの(帰宅してネトゲをしていない)日々が帰って来たような感覚です。
何かしていると当然意識を持って行かれてしまうわけで、考え事をするには丁度いいかなとも思っています。ネトゲ復帰して以来そういう時間が足りてないかなと思っていたところでもありますので。

考え事というのは震災絡みとは全く違います。
震災については耐震対策を見直す位の事は出来ましょうが、自然災害の事をいくら考えたところでそれがどこか行ってくれる訳ではありません。原発にしても同じで、あれがどうなるかは相当の覚悟で挑んでいる現地の方々に任せるしかないのです。政治も干渉出来るとすれば選挙程度で、後は何がどうなっても選ばれた彼らにやらせておくしか出来ません。
個人の出来る事と出来ない事を踏まえる必要があります。自分で出来る範囲を超えた事に関しては(無駄に疲れるので)黙る事にしています。これはどちらかと言うと母譲りの性格で、父は帰宅するたび政府が東電が何だのボヤいていますが、あなたが言って何が変わるのですか? 自分の不満を解消したいのと何が違いますか?
そう直接言うと何故か怒られるんですけどね。よくわかりませんね。

震災以後通勤時間は1.5~2倍弱になっています。行きも帰りも普段ないような混雑で疲労が蓄積しやすくまた計画停電もあったりしますけど、概ねは日常を過ごせています。ならその日常を維持しつつ出来る事をやる方が愚痴ったり詮索したりしているよりか余程健全というもの。
昔はあんなに大きく見えた父の背中も、今はもうなんというか小さい以前にみっともなくて見てらんない。

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被災地の方々は災害もさる事ながらこの寒さでとてつもなく大変な苦労をされているかと思います。それは我々の想像を遥かに超えたものであり “大変” では済まないレベルですが、情けない事に適切な言葉が自分には思いつけません。例えば節電であったり募金であったり、身の丈にあった出来る事を出来ればと考えています。
震災に関して思うところは概ねこんなところです。

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冒頭の考え事については割愛します。次の目的もあるしそっちの方が工程的にキツイので早めに今の部分にケリをつけたいのですが、うーんなかなか。
いつか次の目的というやつも片付いて書く事が出来ればいいのですけど。