魔法、祈命、不滅

2月 27th, 2011 No Comments »

今でこそ拒絶反応は克服してはいるものの、おおよそ10代半ばまでロボットアニメは嫌いで観る事が出来ませんでした。ロボットのフォルムを格好いいと思った事はまずなく、そんな中にあり観る事の出来た数少ないロボットアニメの1つが「超時空要塞マクロス」だったのです。
何故ならヴァルキリーは戦闘機に変形出来るから。


■劇場版マクロスF 恋離飛翼 ~サヨナラノツバサ~
http://www.macrossf.com/movie2/

さて、マクロス最新作であるところのマクロスFが、26日公開の「恋離飛翼 ~サヨナラノツバサ~」をもって一応の完結を迎える事となりました。
ストーリーの行方がどうなったのかは劇場に足を運んで頂くとしてそれ以外の話をすると、全体的な映像密度は前作「虚空歌姫 ~イツワリノウタヒメ~」をも軽く凌駕、それに伴いライブシーンにおける演出面も虚空歌姫以上の強化が図られています。今になって虚空歌姫を見返すとあれでもちょっと物足りない感すら漂いますね。また中盤辺りで展開が弛むのを防ぐ意図が仕組まれており、緩急というよりは洪水のように映像が押し寄せてくるような印象を受けます。

シリーズ屈指の圧倒的な密度を以て起こそうとした化学変化は、一定の成果に結びついたのではないかと感じます。
私的にビジュアルインパクトだけで言うならばマクロスプラスが最も凄いと長らく思っていたのですが、ようやくあれが過去になり21世紀のマクロスが観れたなあというのが映画2作を通して最初に出て来た感想ですね。いいもの観させてもらいました。


若干余談ですが、マクロスF全体を振り返ると個人的な盛り上がりはTVシリーズ放映当時だったように感じています。これは劇場版の出来どうこうとは全く別の話で、作品内とリアルがシンクロしていた部分があったからなんですね。中島愛嬢が “本当にみかん箱に乗って歌っていた” ストアライブ~zepp東京の昼夜連続ライブ~パシフィコ横浜までは当選運に恵まれ、演じる人とキャラの成長を両方見届ける事が出来まして。その「リアルをも巻き込んだマクロス成長物語」は初代を彷彿とさせるものがありました。

そんなランカも恋離飛翼辺りになると精神的な弱さはかなり影を潜めています。ああ成長したんだなあとまるで親心。そう、気がつけば4年も経っていたのですね。

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さて、河森氏の次の仕事はアクエリオン新作の様です。マクロスFは興行的には成功した方ではありましょうが如何せん引っ張り過ぎてしまい、30周年としてマクロス新作が作られる事はほぼ絶望的で次は早くても35周年でしょう。河森氏の年齢を考えるとそろそろ新作を期待する向きも少しずつ厳しくなって来る頃ではありますが、シリーズのファンとしては今後も出来る限り続いてくれる事を願うばかりです。
歌が世界を救い未来をも切り開く、そんな作品がシリーズとして四半世紀も続いてる事が自体が奇跡なのですから。

それまでは、恋離飛翼のBDを待ちつつ過去作を見返しつつ。
ところでマクロスプラスのBDはまだですか?

Cosmic Fantastic Love Song

2月 18th, 2011 No Comments »

■DJMAX portable 3 公式
http://www.cyberfront.co.jp/title/djmax_p3/

▼DJMAX portable 3 – Cosmic Fantastic Love Song


DMP3国内版が発売となりました。
昨年末のDJMAX TECHNIKA国内稼働だけでもだいぶ驚いたものですが、本編の方が正式に日本で発売される日が来ようとは少し前までだったら思いもしませんでしたね。
以下DJMAXを知らない人向けに軽く解説。

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・元々は韓国の音楽オンラインゲームで、後にPSPやアーケードへ展開
・オンライン及びPSP版のシステムはビートマニアそのもの(初代に至っては5鍵と7鍵)
・日本運営はネットマーブル、日本・韓国・中国の内最後にサービス終了したのが日本
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・PC版運営中にPSPにて「DJMAX portable」シリーズを展開開始
・日本での購入はメッセサンオーやPlayAsia等、輸入販売に頼るしかなかった
・が、DMP1が日本でよく売れた為DMP2より日本語表示が標準搭載
 ↓
・システムをビートマニアから脱却したDJMAX TECHNIKAが本国で発売
・日本での展開を目論見ロケテストが開催される
・2008年12月コナミがDJMAXシリーズを提訴、これによりロケテストもその後音沙汰なし

▼DJMAX portable 2 – Ladymade Star


システムがシステムなだけにコナミとの兼ね合いが常にチラついていたのが同シリーズでありました。それでもPSPのゲームにはリージョンの概念が存在しないので輸入販売で手に入れる事により遊ぶ事は出来ていたのです。しかしアーケードの筐体として制作されたTECHNIKAとなっては輸入までして導入する奇特な店舗は非常に限られており、遊びたくても遊べない状況が当然といった状況でした。

この動きが突如変わったのが2010年。DJMAX TECHNIKAの国内ロケテが再開・発売される事となります。それもコナミが関わる形で。
更にその後、システムがそっくりな筈のDJMAX portable本編すらも(最新作である3が)日本で発売される事が決定、この限定版がコナミスタイルでも提供され、古くからのファンは大きな衝撃を受ける事となりました。提訴のその後は発表されていないのですが、どう考えても取り止めて手を取り合う形を取ったとしか。

▼DJMAX online – Oblivion


動画を見てもわかるように楽曲やCGのクオリティは高め。日本人受けしそうな楽曲も少なくないどころか日本人が提供している楽曲すらもあり、その辺りが密かにファンを集めている理由の1つと言えるでしょう。個人的には「ボタン叩いても何の音が鳴ったかよくわからない」IIDXシリーズと違い、DJMAXは譜面と鳴る音のわかりやすさがシリーズ一貫して維持されており、それがIIDXをやらなくなってもDJMAXを続けている理由となっています。
あとはPSPで満足に遊べる音ゲーって昔は全然なかったのです。それこそDMPくらいで。

PSPで純新作として制作されたのは1~3、CLAZZIQUAI EDITION、BLACK SQUAREの5作。DMP3についてはPlayStationNetworkで体験版配信中。でも楽曲的には2かCE(難易度的にはCE)をおすすめしたいかな。2までは既に生産が終了していますが、探せば手に入らなくもないレベルかと。人気曲を集めたHot Tunesも悪くないかも知れません。PCではオンラインではありませんが、2までの楽曲を数多く収録した「DJMAX trilogy」というのもあります。
遊んでみて気になったらこの辺に手を出してみてはいかがでしょうか。

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奇跡と言っても良い形で日本に再上陸する事になったDJMAXシリーズ。
ここまで来たのですから、今後の新作も日本展開がスムーズに行われる事を祈るばかりです。まずはアーケードにTECHNIKA 2を早いところ持って来て欲しいかな?