マクロスΔ ワルキューレライブのススメ

1月 4th, 2019 No Comments »

昨年の秋くらいのこと。
友人たちとの飲みの席にて「ワルキューレをテーマに、推しプレゼンをやって欲しい」と依頼のようなものを受けました。

TVシリーズの評価と盛りあがり状況だけを見ていると、現在までワルキューレの活動が続いていることの説明がつきません。
従って、ここを繋げるには「文脈」を理解する必要があります。


下記googleスライドは、2019年1月3日に友人らが集まる新年会でお披露目した際のプレゼン資料となります。
googleスライド側にはスピーカーノートで補足をかなり入れてあります。あわせてお読み下さい。数字は2018年12月31日現在のものに基づいています。


■マクロスΔ ワルキューレライブのススメ
[PDF]http://amytis.main.jp/blog/walkure.pdf


■【ダイジェストPV】ワルキューレ/LIVE 2018 “ワルキューレは裏切らない” at 横浜アリーナ


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推しプレゼン会、自分の捕捉範囲外のことを深く知ることが出来て良いですね。
日頃の仕事がプレゼンをする側の立場ではないので、資料作成には苦労しました。多少でも役に立てば幸いです。

結束がその手に掴ませた2度目の未来──Walküre LIVE 2018「扇情のプレミアムライブイベント at 豊洲pit」

9月 25th, 2018 No Comments »

■マクロスポータル
http://macross.jp/
■ワルキューレライブ2018 扇情のプレミアムライブイベント at 豊洲PIT
http://macross.jp/delta/bluraydvd/

今回こそがワルキューレとしてのワンマン公演の本当に最後だと思っていた。
昨年1月の2ndライブからこっち全てその気持ちでいるように思うが、今回は特にそれが強かった。覆すだけの好材料が特に見当たらなかったからである。
劇場版Δのパンフや『マクロス音楽の全軌跡 1982-2018』、その他各種書籍雑誌でのインタビュウで度々「今後のワルキューレの活動はどうなるのか」という話題になっている。それに対する(ワルキューレの音楽的な方向性を決めた)音楽プロデューサー福田氏からの回答は一貫していた。

「ワルキューレはマクロスΔに紐づく存在である」
「本編の動きなしに単独でアーティスト活動することはない」
「作品が続く限り、ワルキューレは止まらないし不滅」
「そのために全力でΔを応援して欲しい」

マクロスである以上、アーティスト活動は作品展開に紐づくというのは特段おかしなことではない。これまでも概ねそのようにされて来ている。
しかし、作品が続く限りという条件つきがΔにとっては厳しかった。Δの歩みは先代と比較すると順調とは言えず、まずTVシリーズ2クール目の展開が「多くの視聴者が求めていたであろうもの」ではなかったことに始まる。そのためアーティスト活動も、当初から予定に組み込まれていた2ndライブをもって区切りがつくものという雰囲気が観客だけでなく演者サイドにもあり、そのことは当時の各種インタビュウで複数人から語られている。2ndライブでは次期マクロスシリーズの展開が2018年に行われることも告知してしまっていた。
だが可能性を感じ集まった者達による決死の瞬間完全燃焼の熱意は未来を動かし、それまでゴーサインの出なかった劇場版は2ndライブ後に決定となる。その名は「激情のワルキューレ」。ただしそれは大幅に構成が変更されつつもスタイルとしては総集編であった。何とかして未来を切り開くも、完全新作をその場で決定出来るほど状況が明るい訳でもなかったのだ。

ビックウェストはブランドの維持と運用展開についてはかなり慎重な姿勢を取る。結果を見てから次を決める。2ndライブが劇場版および3rdライブを導いたとは言え、更にそこから先へ繋げるには劇場版と3rdライブが結果を残す必要がある。そう、また試練なのだ。構成が改められた結果劇場版ではTVシリーズ上の欠点めいたものは大幅にカットされ、ワルキューレを中心とした物語になりテンションは始終高めに推移。挿入歌数も2時間映画にしてはかなり多めで、個人的には2桁回数映画館に足を運んだくらいには好きだが…鑑賞者全体の反応としてどうだったかがどうも掴めない。
未だに「マクロスといえばF」「Δはダメだった」という印象が、非常に、本当に根強い。

インタビュウでは含みを持たせつつも、これは社交辞令的なやつで実際は終わりを見据えていると捉えた。応援だけならいくらでも出来る。全6回行われた応援上映企画は別件の用事等で都合がつかなかった以外は参加した。しかし頑張れば報われるというそんな都合の良い話はない。
そうは言っても豊洲に人を集めておいて、何も発表しない訳でもないだろう。何かがある。では何を言い出すのか。現実的にあり得る可能性として、マクロスクロスオーバーライブがやってくるのではないかと予想していた。
マクロスシリーズでは各作品が一堂に会するライブを不定期ながら行っている。最近はおよそ4~5年毎で、前回から既に5年が経過。これならΔに新展開がなくてもワルキューレの出る幕がある。またワルキューレ3rdライブのBlu-ray/DVD発売1ヶ月前につき、ダイジェスト映像の解禁も来るはず。
それ以上は、”個人的希望を抜きにすれば” 思い当たらなかった。やはりここで区切りとなるのか。
覚悟を決めて豊洲に向かった。

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現地に着いて思ったのは、3rdライブ同様「思ったより女性が多い」ことだった。それを受けオルスタということで女性専用エリアが設けられるも、どう見たってそれで収まる人数ではない。

昼の部は「恋! ハレイション THE WAR」で始まった。いつだってワルキューレのワクチンライブはようこそから始まる。個々での活動を経て、5人はよりそれぞれが強さを増していた。踊りは3rdライブから更に洗練された感じさえもする。楽しい。やっぱりワルキューレのライブはパワーがある。
それでもイベント内での発表は、昼の部に関しては完全に予想通りのものであった。

■【ダイジェストPV】ワルキューレ/LIVE 2018 “ワルキューレは裏切らない” at 横浜アリーナ


このダイジェストPV、センターステージと花道を廃した答えが「空中にセンターステージ動かしちゃえばいいじゃない」とばかりのムービングステージとその想定外の展開に対するどよめき、Walkure Attack!で物凄い腕の振り上げ方をするJUNNAちゃんや超高難度曲を生バンドしている格好良さ、May’nさんがシークレットで登場した時の大歓声など要所要所を抑えた編集にしつつも、専用オープニング映像「Walkure Launch!!!!!」がyoutube版ではほぼカットされている。このCG映像がとてつもなく格好良いのだけども、どうやらそれは是非Blu-ray/DVDにてお確かめ下さいということらしい。

昼の部 夜の部
01. 恋! ハレイション THE WAR ようこそ! ワルキューレ・ワールドへ
02. チェンジ!!!!!
03. 一度だけの恋なら
04. 絶対零度θノヴァティック
05. 破滅の純情 Walküre Attack!
06. Absolute 5
07. ワルキューレは裏切らない
08. ワルキューレがとまらない
09. Dancing in the Moonlight

夜の部では昼以上に、いやむしろ3rdライブに負けんとばかりの大歓声。
MCで発表される今後の展開は昼と同じまま進行していき、そのまま終わると恐らく誰もが思っていた…からの、最後の最後で告げられた夜の部だけの新情報。
「マクロスΔ完全新作劇場版」。会場はこの日一番の爆発的大歓声に包まれた。会場の皆が万歳コールをした。泣き出す者もいた。自分も少し泣いた。オルスタじゃなかったらその場に崩折れていたかも知れない。

完全新作が来るとはどういうことか。
「本編に動きがない限り単体のアーティスト活動はない」最も大変であろう前提が覆され、ワルキューレ単体としての活動がまだ続くことを示す。新たな物語が綴られ、新しい曲がやって来る。現時点ではクロスオーバーライブ以上の発表はないが、4thライブを開催出来る見込みがかなり現実的になったとみていいだろう。「またみんなに会えるから」。ワルキューレメンバーがこれを “イベントの中で” 発言出来ている意味はとても大きい。
思わず「嘘だろおおおお!?」と声が出た。そのくらい、無いと思っていた。ついでに言うと、2018年に展開予定だった次期マクロスシリーズはその予定が延びてしまったかも知れない。


繰り返しになるが、元々はアニメ放送開始から1年で活動が終わるはずの座組だったのだ。それが1度ならず2度までも底力で未来を変えてみせたことは決して過去の栄光などでなく、現世代5人としての成果に他ならない。ダブルセンター&バックコーラスの初期構想のままだったら恐らく続いていない。複雑なコーラスワークをライブでもそのままやってのける、歌唱面におけるオンリーワン的な立ち位置を確立させ、苦境とも言える状況をその力強さで乗り越え作品ごと引っ張ったからこそ、2019年以降へと誘う道が出来た。
会場では関係者エリアに河森氏と音楽プロデューサー福田氏の存在を確認することが出来た。この圧倒的大歓声と続きがあることへの喜びが伝わっていると嬉しい。
プレミアムライブイベントは「ワルキューレの世界へようこそ」の意を持つ歌で締めくくられ、終演後会場には「ワルキューレは裏切らない」が流れ続けていた。

信じていれば願う未来が必ずやって来るわけではない。
それでも、初めて「いけないボーダーライン」を聴いた時のとてつもないことになる直感を信じ続けてよかったと思う。次はどんな歌声、どんな物語、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか。
今はまず続くことの喜びを噛み締め続報を待ちつつ、3rdライブの映像を堪能したい。

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▼今再び始まる、共に成長する物語──Walküre Attack!(2016/08/14)
http://amytis.main.jp/blog/?p=4751
▼横浜に女神の歌が響き渡った日──Walküre 2ndLIVE「ワルキューレがとまらない」
http://amytis.main.jp/blog/?p=5156
▼歌の力が導いたその先に──Walküre 2ndLIVEから激情、そして3rdLIVEへ
http://amytis.main.jp/blog/?p=5984
▼女神の歌声は空と五線譜を超えて──Walküre 3rd LIVE「ワルキューレは裏切らない」
http://amytis.main.jp/blog/?p=6079

女神の歌声は空と五線譜を超えて──Walküre 3rd LIVE「ワルキューレは裏切らない」

2月 27th, 2018 No Comments »

■マクロスポータル
http://macross.jp/
■戦術音楽ユニット・Walküre 3rdLIVE「ワルキューレは裏切らない」
http://macross.jp/delta/walkure/livepage.php
▼『マクロスΔ』ワルキューレ3rdライブ『ワルキューレは裏切らない』は激アツ! 公式レポートで会場の模様を大公開
https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1519604805
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▼【前々回記事】今再び始まる、共に成長する物語──Walküre Attack!(2016/08/14)
http://amytis.main.jp/blog/?p=4751
▼【前回記事】横浜に女神の歌が響き渡った日──Walküre 2ndLIVE「ワルキューレがとまらない」
http://amytis.main.jp/blog/?p=5156
▼【3rd前置き編】歌の力が導いたその先に──Walküre 2ndLIVEから激情、そして3rdLIVEへ
http://amytis.main.jp/blog/?p=5984





あの2ndライブを超える。
ワルキューレのライブパフォーマンスは、純粋に歌唱力で真っ向勝負を挑んでくる力強さを持つ。戦術音楽ユニットという立場から歌の力で攻めなければ勝つことが出来ないし、ゆえに休ませることもさせない。原曲からして難解なコーラスワークもそのままステージ上で披露し、初めてその光景に立ち会った者を圧倒する。

キャラクタを演じる方がそのまま行うライブとしては規格外の領域を完璧にやってのけていたのが、昨年の2ndライブであった。そこから一体何を「それ以上」にしてくるのか。1stの期待とも2ndの信頼とも違う未知の領域への踏み込みに、横アリへ着いてからはずっと身体が震え、早まる鼓動で心臓が痛い。
でもワルキューレはきっとその超えてくるに応えてくれる。だからこちらも声が果てるまで声援をしよう。あれは祭りなどという生ぬるいものではなく参加する側にとっても戦いだったのではないかと、ライブを終え日常が戻って来た今も思っている。






前回からより一層数の増えたフラワースタンドの列を経て会場に入る。ステージが前回より奥の方へ引っ込み、横に広くなっていた。前方スクリーンも横長へと大型化し、ステージ上の段差部分には大小スクリーンがいくつも仕込まれている。明らかに映像演出を強化している一方で、ステージ上から延びる花道とセンターステージは消滅。トロッコが通ることになるであろう道もギリギリまで狭くなっており、強化される演出を如何に同じ会場で多くの人に見せるかの工夫がうかがえるステージングとなっていた。


大型化した前方スクリーンに新規OP映像が流れステージは開幕を告げる。追加作曲された「恋! ハレイション THE WAR」のイントロをバックに、ワルキューレメンバー自身がパイロットとなってバルキリーに乗り込む姿が映る。そのたびに大歓声が上がり、バルキリーがワルキューレ仕様のカラーリングになっていく様でまた大きく歓声が上がり、これまたワルキューレ仕様になったマクロス級空母から発艦する際も、映像と共に会場中がカウントダウンを行う。
強く強く「発進するぞ! 行くぞ!」と打ち出された、ワルキューレライブ史上最も格好いいその映像に会場のテンションは最初からトップギアへ突入し、その勢いを受け「恋! ハレイション THE WAR」を歌い始める5人。
この曲で始まるのは1stライブ以来となる。毎回必ず「ようこそ」を持つ曲で始まるワルキューレライブであるが、恋ハレの場合は人によっては印象が異なるかも知れない。自分の場合は1年半前、5人のパフォーマンスがどれほどのものかを初めて目の当たりしたあの大阪公演を強く思い出した。あの日、あのときめきを忘れずに今も居るかと熱量を試されているようでもあったからだ。
ここまで来れば身体の震えはもう止まっていた。鼓動はおさまらないから心臓はまだちょっと痛かったかも知れない。

新曲は早くも3曲目で投入される。劇場版を観ていれば「幻惑的な」と曲紹介が始まった時点で「チェンジ!!!!!」が来るとわかる。メインメロディから突然バックコーラスに移ったかと思えば再びメインメロディに戻るような、歌唱難易度が上昇している新曲群の中でも一際難解な曲を崩しすらせず歌いつつ、この曲では頻繁にフォーメーションもチェンジし劇中そのままのダンスを再現する。2日目がステージを横から見る形になったのでこの辺りの難易度の高さをより実感することが出来たが、本当に目まぐるしく「そこまでやらんでも」と言いたくなってしまいそうな程だ。だがやってしまう、乗り越えてしまうのがこの5人。

続いて「Absolute 5」「風は予告なく吹く」と続き、1日目は「いけないボーダーライン」2日目は「NEO STREAM」「LOVE ! THUNDER GLOW」とセットリストが入れ替わっての展開。エースボーカルJUNNAちゃん、およびダブルセンターとして立つみのりちゃんにかかる負担が序盤からして相当なものであるのは2ndからそのままだが、2人ともこの1年で大きく成長したことをその声から感じ取ることが出来た。表現力もパワーも去年から数段上を行っている。
あれだけのものを持っていてまだ伸びるのか。特に2日目のJUNNAちゃんは本当に声が果ててしまうのではないかという、自身のソロライブでも見ないほどの気迫で、比較的見慣れ聴き慣れている自分も驚いた。近くの席だった女子2人組なんかは「え、え?」みたいな信じられないものを見ている反応で顔を見合わせていたのが印象深い。そういえば3rdライブは今まで以上に女子の姿を多く見るようになった気がする。
セットリストが両日共通に戻った9曲目以降も「涙目爆発音」「Walküre Attack!」といった熱量の高い曲、そして中盤を毎回支え続ける「AXIA」「GIRAFFE BLUES」と続く。桁違いの大きさで会場を飛び交う「メッサー!」の声から一転、次の曲でピッタリ静まり返り殉職した彼を弔う。


前半でも留まることを知らない勢いは、「後半戦、行くよ!」の掛け声で始まる14曲目から先で真骨頂が発揮された。「ワルキューレが止まらない」を歌い踊りだした5人を乗せたまま、大型のステージが動き出す。そしてそのままセンターブロックの上を通過していった。通過された側の観客は上を見上げ、後方の観客はトロッコ以外で5人が近くにやって来ると思わず喜びを爆発させる。花道とセンターステージを廃した理由はここにあったのだ。もっと遠くへ行ける。もっと上が見える。1日目がセンターブロックだったので、自分も5人を見上げるかたちとなった。
公式レポにもある通り、マクロスのライブは劇中でも見上げるかたちになることが多い。マクロスFは言うに及ばず、ホログラム的演出の走りとなったマクロスプラスの時点で既に確立されていて、演者のパフォーマンス以外の手段としてマクロスの世界観に観客を引き込む更なる一手がステージングだったのだな、と感じさせた。なおこの移動式ステージ、下が強化プラスチックだかで透明になっていて、5人は真下の人にも手を振る気遣いさえも見せてくれている。

大型ギミックと共に迎えた後半戦は熱唱を超えた絶唱を更に超える驚異の曲目続きとなった。3rdライブは2ndライブと比べ単日での披露曲数が若干減っているが、これが結果として密度を途方もなく上げる方向に働いている。1日目が「Hear The Universe」2日目が温存された「いけないボーダーライン」をここに持ってきて、その後「一度だけの恋なら」「絶対零度θノヴァティック」「破滅の純情」と攻める曲しか続かない。そしてその後に新曲「ワルキューレは裏切らない」が満を持しての登場となった。
原曲を聴けばすぐにわかるが「裏切らない」はJUNNAちゃんが高音全開で入らないと始まらない曲だ。ここまで散々体力を消耗するセットリストを組んでおいて、ここで1人にスタートの全てが掛かる曲を持ってくるのは正気の沙汰ではないと思った。だが努力の果てにそれを成し遂げるJUNNAちゃん。
彼女を「まだ17歳」と驚く声はよく聞く。しかし実際のところは「もう17歳」で、「いけないボーダーライン」の収録時は14歳で中学生だった。この2年余りをワルキューレと共に過ごし過酷な歌曲群を超えた今だから出来る、「裏切らない」はそういう曲なのだ。劇場版と3rdライブが決定して本当に良かったと思う。

アンコール前は「Dancing in the Moonlight」がラストとなった。これもまた「ようこそ」を持つ曲で、いつでも、どこからでも歓迎しますよという締め方をするのがワルキューレらしさと言えよう。









アンコール後。
2ndライブでは歌ハインツの生声披露に留まらないサプライズとして1日目でランカを、2日目で元ワルキューレのクレアと美雲の歌・声両方揃える仕掛けを用意していた。3rdライブはステージギミックとしてサプライズを用意していたが、アンコール前でそれ以外がない。何かが来るはず…何かが…そうして「未知なる輝き」との前フリから登場してきたのは…歌シェリルことMay’n。JUNNAちゃんとのダブルエースボーカルによる「ダイヤモンドクレバス」がここに実現する。11歳差でキャリアが段違いであるにも関わらず完璧に食らいつけるJUNNAちゃんが凄すぎた。

…と思ったのも束の間、そのままMay’nソロで「射手座☆午後九時Don’t be late」が始まる。ダイヤモンドクレバスまではわかってもその後のこれには会場もかなり不意を突かれたようで、会場のボルテージは凄まじいものとなった。今から10年前、浜松町文化放送サテライトプラスでMay’nがミニライブを初めて行った当時の1曲目でもある射手座。途中、喉のために活動を一旦お休みしたこともあったりしたけれど、10年を経ても歌声の力強さは健在だ。
そこからワルキューレとの総勢6人で「僕らの戦場」へと続く。

2日目はこれがランカ役の中島さんとなり「星間飛行」を去年に続き披露、ソロで「アナタノオト」、6人で「不確定性☆COSMIC MOVEMENT」というセットリストになっている。「ああ、これは去年やり残したことのリベンジなのか」と思った。ワルキューレ名義のCDには初代やFの歌も収録されているが、ライブでは「ダイヤモンドクレバス」だけが披露されて来なかったのだ。JUNNAちゃんのソロツアーでこの曲は歌われているが、それはあくまで個人活動にすぎない。
そうして、熱狂のうちに2日間は過ぎていった。

▼3rdライブ セットリスト
Day 1 Day 2
01. 恋! ハレイション THE WAR
02. ようこそ! ワルキューレ・ワールドへ
03. チェンジ!!!!!
04. Absolute 5
05. 風は予告なく吹く
06. いけないボーダーライン NEO STREAM
07. おにゃの子☆girl LOVE ! THUNDER GLOW
08. Silent Hacker ジリティック♡BEGINNER
09. 涙目爆発音
10. God Bless You
11. Walküre Attack!
12. AXIA~ダイスキでダイキライ~
13. GIRAFFE BLUES
14. ワルキューレがとまらない
15. Hear The Universe いけないボーダーライン
16. 一度だけの恋なら
17 絶対零度θノヴァティック
18. 破滅の純情
19. ワルキューレは裏切らない
20. Dancing in the Moonlight
En1. ダイアモンド クレバス
(美雲&シェリル)
星間飛行
(フレイア&ランカ)
En2. 射手座☆午後九時Don’t be late
(シェリル)
アナタノオト
(ランカ)
En3. 僕らの戦場
(ワルキューレ&シェリル)
不確定性☆COSMIC MOVEMENT
(ワルキューレ&ランカ)
WEn. ルンがピカッと光ったら

このセットリスト順に改めて曲を聴いていくだけでもだいぶ大変なことになっているのがわかる。
あれだけすげーすげー言ってた昨年の2ndライブを本当に全方位で超えてきて、その超えてきた1日目を更に倍増しで超えて来たのが2日目だった。それは演者だけでなく観客のテンションもそうだ。横アリの天井が割れんばかりの大歓声に、こんなにもワルキューレの歌を信じる力って大きくなっていたんだなと感じた。
両日ともに、終演後ドキドキが治まるまでに4時間ほどを要した。

2018年3月まではマクロス35周年の年度の時期となっている。歌と共にあり続けるマクロスが、放映35周年記念とも言うべきこのライブで見せた「今としての答え」がこれだったというのは大変に感慨深い。
ワルキューレはマクロスシリーズにその名を刻むだけの存在になれたのか。それは今更言うまでもないだろう。シリーズに並び引けを取らない存在として、輝き刻むことがしっかり出来ている。それは世代世代でマクロスに関わる人々が必死に頑張って来たのと同じように、Δ世代も過去の栄光などではなく歴代でもやってない領域へ踏み込む「攻め」を諦めなかったからだ。だから、スタート時点では想像出来なかった、今という彼方の領域がある。


ロスではなくて満たされすぎた、そんな幸せな2日間。
世代を共に走り続けることで見ることの出来た光景は、きっと生涯忘れることはないだろう。
歌声を信じる者同士が共鳴し最高を超えた最強の輝きに満ちたあの空間。本当にありがとう。















歌の力が導いたその先に──Walküre 2ndLIVEから激情、そして3rdLIVEへ

2月 13th, 2018 No Comments »

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■戦術音楽ユニット・Walküre 3rdLIVE「ワルキューレは裏切らない」
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▼【前回記事】横浜に女神の歌が響き渡った日──Walküre 2ndLIVE「ワルキューレがとまらない」
http://amytis.main.jp/blog/?p=5156
▼【前々回記事】今再び始まる、共に成長する物語──Walküre Attack!(2016/08/14)
http://amytis.main.jp/blog/?p=4751
▼『劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ』本予告


2018年2月はマクロス強化月間だ。スカイツリーとの大型コラボに始まり、劇場版公開とそれに伴う新譜の発売、そして3rdライブ。
このように大きな動きがあると、メディアなどにインタビュウが掲載されたりする。その中のいずれでも触れられていたのは「ワルキューレ2ndライブまで劇場版の制作は決定していなかった」「2ndライブでワルキューレとしての主だった活動は終わりになると思われていた」「ファンもその雰囲気を察知していた」ということであった。それは実際にその通りだったと現地で感じている。
幸い、ワルキューレはマクロスシリーズに連なる存在であるので、この先完全に忘れ去られるということはない。出ては消えていく過酷な世界の中では救われている方なのだが、とは言え一度区切りがついてしまうと歴代歌姫扱いとなり、単独での本格的活動は流石に機会が厳しくなる。しかし団結力と総合的な歌唱力においてシリーズ随一を誇るこの5人の存在は大変貴重で、「出来れば続いて欲しい。もしこれが最後なら自分たちの信じた存在へ、瞬間完全燃焼するのは今ここしかない」…そういう雰囲気に全体がなっていた。
それがあの2ndライブであった。

そんな諦めるかとばかりのワルキューレを取り巻く熱意が、運命を変える。「ここまで成長したユニットをこのまま終わりにしていいのか!?」と2ndライブ後に劇場版制作のGOサインが出され、ワンマンライブは再び横浜アリーナに凱旋が決定。まさに歌の力が未来を動かしたのだった。
歌が命運を左右するのは、いかにもマクロスらしい。



前回のエントリでも触れているが、マクロスΔがシリーズにおけるその新機軸として打ち出した最たるものはワルキューレである。チームであり、Fと違ってユニット名が最初から存在し、戦闘する上でも戦術音楽ユニットとして欠かせない存在だ。あらゆる点で彼女らがキーとなっており、劇場版で展開を改構成するにあたってはそこを更にフォーカスしたものとなった。
元からΔをワルキューレありきの物語として受け取っているならば、劇場版は比較的素直に楽しめるだろう。120分の上映時間の中で挿入歌20曲超という圧倒的な物量はワルキューレという名の風である。その風に乗って鑑賞する体で行けば驚くほど気持ちよく最後まで飛んでいける映画となっていて、それはまるで投げた紙飛行機が高度を多少上下しながらも遠くへ飛んでいくかのよう。物語のテンションはTVシリーズと比べ高めに設定されており、これは2ndライブの熱気を受けてのものとのことだ。下がりかけるところであまり下げないようになっており、そういう場面が不可避であっても立ち直りがかなり早い。

これに伴いシリーズお約束の一角である「三角関係」も本劇場版においては薄められている。ハヤテは最初からミラージュとタッグを組んでおり、フレイアとハヤテの関係は最後まで恋仲未満でしかない。TVシリーズでは終盤までミステリアスさを抱えっぱなしだった美雲も、星の歌い手のクローンとして利用されるまでは同じだが「1人でも欠けたら意味を失ってしまうから」仲間と共にありたいと強く願う姿が強調されている。
このように改められた結果、ワルキューレとそれを取り巻く周囲の人達のチームワークが強く押し出されるかたちとなった。これはマクロスΔが本来目指していた方向性に近いものだ。

だから劇場版は、これまで作品内外でワルキューレというチームを応援して来たファンへのアンサー的意味合いが強い。この文脈を全く読み取れなかったのなら、2ndライブBDの鑑賞を強く推奨する。2ndライブと劇場版は繋がっている関係にあるのだ。そして恐らく、劇場版と3rdライブも。

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初めて「いけないボーダーライン」を聴いた時。
その声が収録時14歳という、マクロスシリーズ歴代最年少歌姫の声によるものと知った時。とてつもないことになる予感を覚えた。
その予感は正しかったと改めて思う。その後彼女たちはアーティストとしてのオンリーワンを目指すべく圧倒的に複雑な歌唱を実際にやってのけ、可能性がボーダーラインを越える展開を幾度も見せて来た。2ndライブだって元々は1日日程だった。
超時空要塞マクロスから35年。時代と共にあったマクロスが今、このような素晴らしい面々に支えられ展開されていることを本当に嬉しく思う。

Welcome to Walkure World。
ワルキューレの公演はいつも、この歌詞を持つ曲「恋! ハレイション THE WAR」で締め括られてきた。公演1回1回はその場限りのナマモノで、必ず終わりがやってくる。しかし同時に始まりを感じさせるこの雰囲気が好きだ。この歌詞を聴くと瞬間完全燃焼すべく挑んだイベントの数々を強く思い出す。
劇場版では「Dancing in the Moonlight」がこの歌詞を採用していて、スタッフロールであるにも関わらず始まりを予感させてくれる。

本当の最後がどこになるかはわからない。ただそれがどこであろうとも、”今”をただ全力で前へ走り続けたワルキューレ。その力強さを信じてここまで来た。
歌の力が導く先は、横浜への女神の歌声の再臨。その日は、もうすぐそこまで迫っている。

横浜に女神の歌が響き渡った日──Walküre 2nd LIVE「ワルキューレがとまらない」

1月 30th, 2017 No Comments »

■マクロスポータル
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■戦術音楽ユニット・ワルキューレ 2ndLIVE「ワルキューレがとまらない」
http://macross.jp/delta/walkure/livepage.php
▼【前回記事】今再び始まる、共に成長する物語──Walküre Attack!(2016/08/14)
http://amytis.main.jp/blog/?p=4751

初めて「いけないボーダーライン」を聴いた時。
その声が収録時14歳という、マクロスシリーズ歴代最年少歌姫の声によるものと知った時。
とてつもないことになる予感を覚えた。

そして川崎のフリーライブで驚異の歌唱力を目の当たりにし、1stライブツアーでは5人によるノンストップかつ複雑なコーラスワークが織りなす圧巻の歌声とパフォーマンスの直撃を受けた。
あまりにも強烈な印象。その上で2ndライブに行かない等という選択肢は到底ありえない。
ワルキューレを信じて横アリに来たのだ。



1日目。
会場に入るとステージはWの形に階段が組まれている。上を見れば照明の鉄骨もWの形になっている。
前中後と3つに分割されたセンターブロックで、席は後方センターの前から2列目真ん中。ステージから近いとは言い難いものの、横アリ自体そこまで大きさを感じる施設ではない。見る分には特に問題はなかった…が、開演間近となった時スタッフが柵を観客席側に寄せ、コの字型に幅広の通路が形成される。その幅広通路からの距離は約3~4m。
1stライブツアーではzeppという会場の都合、トロッコはなかったのだ。マジか。マジなのか。


間もなくステージは開幕を告げる。「ヴァールシンドロームを抑えるためのワクチンライブとして地球にやってきた」というコンセプト自体は、前回と変わっていない。作中同様美雲とフレイアによるダブルセンターが歌唱力をもって体現されていることも、また全員がCDと同じコーラスワークをそのまま織り上げるのも変わりない。今回ライブタイトルが「ワルキューレがとまらない」となっているが、そのステージングがほぼノンストップであることも前回時点で既に完成されていたものである。
過去にワルキューレのライブに参加したことがなければ、これらの要素だけでまず度肝を抜かれることだろう。去年の8月の自分がそうだった。だが今回はそこから先へその全てが、大幅にパワーアップしていた。

まず楽曲数、公演時間は共に前回の1.5倍以上となった。セットリストは挨拶を兼ねた「ようこそ!ワルキューレワールドへ」から始まり、直後「Hear The Universe」で一気にトップスピードへ。そのままの勢いで、2クールアニメにしては異様に多い歌曲群のΔオリジナルに関しては殆どを披露している。特に序盤においてはエースボーカルJUNNAちゃんにかかる負担のキツい曲が続いたが、それでも彼女は全くブレることもなく歌い上げ続けた。なんということか。ポテンシャルが恐ろしいどころではない。
若干増えた気がするMCも本当に若干でしかなく、かなり少ないことには変わりはない。休む暇は殆どないようなものだった。そして休めないのは観客や演者だけではない。今回は西脇辰弥氏をバンマスとした4名による生演奏が加えられており、歌曲がノンストップで進行するということは演奏する側までもが休めないということだ。正気の沙汰ではないとまで言われるコーラスワークが難しければ、これを生演奏で行うことも強烈に難しい。
そんな圧倒的なパフォーマンスが開幕から繰り広げられていく。

ライブは幾らか進み、中盤ではスクリーンにハインツが映し出され、高らかな歌声が会場に響き渡る。
ワルキューレメンバー着替え中の演出かと誰もが思っていただろう。しかしそんな生ぬるい展開で済むわけがないのがワルキューレ2ndライブ。なんとハインツの歌を担当するメロディー・チューバックさん本人が登場した。キャラクタが映し出されている時からずっと生声だったのだ。あれって本当にそのままあの声なんだな…と思わず聴き惚れる。
トロッコは途中、ワルキューレ全員・マキナ・レイナ/マキナ・フレイアで計4回ほどやって来た。センターとは言え後方だった席が一瞬にして神席へひっくり返る。あの圧倒的歌唱力を備えた5人が目の前に。大阪まで遠征したあの時よりもっともっと近く。夢かと思った。大変な席を引いたと思った。

そのまま駆け抜けアンコール。アンコール前の掛け声が長引かない内にハヤテ役内田雄馬さんとミラージュ役瀬戸麻沙美さんが登場し、場を必要以上に盛り上げやっぱり休めない。インメルマンダンスも披露する旺盛なサービス精神だ。
そんな一幕の直後、会場のボルテージは更に突き上げられる。中島愛さんが登場、フレイア&ランカ・リーによる星間飛行デュエットが実現したのだ。実は「もしかして中島愛さんが来るのでは?」との予想はチラホラ聞こえてはいたものの、願望めいたものであり本当にやって来るとは自分は正直思っていなかった。憧れの人とのデュエットは声質も息もぴったりだった。
歌ハインツに留まらないサプライズ、これがワルキューレ2ndライブ。初日から何ということをしてくれたのだ。
泣いた。


全28曲約3時間半。余りにも強すぎるパワーとセットリストに1日目でこちらの喉は半壊。もちろんAXIA披露後はありったけの声で「メッサーー!!」と叫んだりもした。

夢のような時間があっという間に過ぎる。でもまだ明日がある。
元々この2ndライブは1日日程だったところが拡大され2日目が用意された経緯があったが、正直1日目でサプライズを出し切ってる感さえあった。明日はゲストどうするのだろうか。これ以上があり得るのか。出るなら誰が?
期待を胸に横アリを後にする。


▼1日目セットリスト
01.ようこそ! ワルキューレ・ワールドへ
02.Hear The Universe
03.不確定性☆COSMIC MOVEMENT
04.NEO STREAM
05.Absolute 5
06.LOVE! THUNDER GLOW
07.いけないボーダーライン
08.ジリティック♡BEGINNER
09.おにゃの子☆girl
10.Silent Hacker
11.ワルキューレのバースデーソング
12.God Bless You
13.風は予告なく吹く
14.涙目爆発音
15.AXIA~ダイスキでダイキライ~
16.GIRAFFE BLUES
17.オーラ・サーラ~光る風~ (GUEST:メロディー・チューバック)
18.ザルド・ヴァーサ~決意の風~ (GUEST:メロディー・チューバック)
19.僕らの戦場
20.Walküre Attack!
21.破滅の純情
22.絶対零度θノヴァティック
23.一度だけの恋なら

En1.星間飛行 (GUEST:ランカ・リー=中島愛)
En2.ワルキューレがとまらない
En3.愛・おぼえていますか
En4.恋! ハレイション THE WAR

WEn.ルンがピカッと光ったら





2日目。
前日の公演内容を知ってか、始まる前から会場の熱気とテンションが非常に高い。席はセンター中央ブロック通路真横。トロッコまでの最接近距離は昨日から更に半分。
この日は同行者がおり、また2日目だけ参加の知人が何人か居るのを知っていたので彼らのためにも一切ネタバレは控えていた。歌唱力から何から何まで、純粋に楽しんで欲しいため。

1日目でもかなり高かった会場のテンションは、2日目は序盤から振り切れていた。メロディー・チューバックさんはこの日もゲスト参加。同じく2曲を披露する。が、13曲目まで変更のなかったセットリストがここで変わり、14曲目で涙目爆発音が飛ばされたことに違和感を覚える。順番を入れ替えただけか?
JUNNAちゃんが単独で出て来て星の歌を歌い始める…と思ったら、その後なんと声の美雲を担当する小清水亜美さんが登場、ここにW美雲の歌唱が実現してしまった。小清水さんは美雲同様に青いメッシュを入れる気合の入れ方である。

「こんなのありかよ…なんだそれ…」と狼狽えるも束の間、ストーリー上美雲と入れ替わる形でワルキューレを脱退しOBとなったクレアこと日笠陽子さんまでもが飛び出して来た。衣装は現ワルキューレメンバーとお揃いだ。
そのまま歌いだした。さっき飛ばされていた涙目爆発音を今日はクレア入りの4人で披露する。日笠さんも他3人と息があった振付を見せる。この1曲のために衣装が用意され、振付の練習をしたというのか。本当に意味がわからない。
これには完全にやられた。あまりのサプライズに、自分はその場に崩れ落ちた。


アンコール前では昨日の2人とは違って、空中騎士団の面々が登場。
「おのれワルキューレ!」とか言いつつちゃっかりTシャツはワルキューレであり、応援までする始末である。面白すぎてとても休ませてなどくれない。
ここでひとつ書いておかねばならないことがある。1日目と2日目でアンコールの掛け声が変化していた。1日目はアンコール前が「アンコール!」で、Wアンコール前が「もう1回!」。2日目は「アンコール!」と「ワルキューレ!」に変化していた。

マクロスFとの大きな違いに、今回はユニット名が最初から付いているという特徴がある。登場人物が何かする、ではなくユニット名を設けられているということはそれが話の軸になっているということだ。この存在は非常に大きく、TVシリーズ最終回のサブタイトルも「永遠のワルキューレ」となっている。マクロスΔはロボットものという伝統を維持すると同時に、ワルキューレを軸にした物語なのだった。
そのユニット名をみんながコールしている。ユニット名がつけられた意味を観客が形にしている。最高だった。
残りの歌曲も5人は万感の思いを込め歌い上げる。今後の展開を発表し、2日間に渡る全行程が終わった。
喉は全壊に近い状態となっていた。


▼2日目セットリスト
01.ようこそ! ワルキューレ・ワールドへ
02.Hear The Universe
03.不確定性☆COSMIC MOVEMENT
04.NEO STREAM
05.Absolute 5
06.LOVE! THUNDER GLOW
07.いけないボーダーライン
08.ジリティック♡BEGINNER
09.おにゃの子☆girl
10.Silent Hacker
11.ワルキューレのバースデーソング
12.God Bless You
13.風は予告なく吹く~Freyja Solo~
14.AXIA~ダイスキでダイキライ~
15.GIRAFFE BLUES ~Kaname Solo Requiem~
16.オーラ・サーラ ~光る風~ (GUEST:メロディー・チューバック)
17.ザルド・ヴァーサ ~決意の風~ (GUEST:メロディー・チューバック)
18.ルーチェット・アルカーン ~星の歌~ (GUEST:美雲Δ小清水亜美)
19.涙目爆発音 ~with Claire~ (GUEST:クレアΔ日笠陽子)
20.僕らの戦場
21.Walküre Attack!
22.破滅の純情
23.絶対零度θノヴァティック
24.一度だけの恋なら

En1.ワルキューレがとまらない
En2.愛・おぼえていますか
En3.恋! ハレイション THE WAR

WEn.ルンがピカッと光ったら



紛うことなきスーパーライブであった。
ワルキューレの5人が一堂に会したのは2016年の3月だったそうだ。そこから5ヶ月であの衝撃の1stライブツアーを成功させ、10ヶ月でこのスーパーライブを両日成功に導いている。
あの5人の歌唱力とパフォーマンスは本当に凄い。昨今、キャラクタを演じる方がそのままライブを行うハードルが上がり続けていると感じるが、その上限値を更に押し上げてしまったとさえ言える。初めて聴いた時に感じた可能性は、思っていたより遥か上空へと飛んでいった。そして今回はそれを支えるバンドやゲストまでもがあまりにも強力過ぎた。

ワルキューレの集大成ここにあり。このスーパーライブを大成功に導くまでの彼女らの成長を、都度都度見ることが出来たのは幸せ以外の何でもない。
ワルキューレを信じて大阪に飛んだし横浜にも来た。そして信じた以上のものをまた見せてくれた。
可能性を信じて本当に良かった。



今回2日目の模様は映像収録されており、後日単独で円盤化されることが発表されている。1stライブツアーはダイジェスト版ながら、3月のTVシリーズ円盤9巻に収録されることも発表済だ。
安野さんが言ったように、確かに熱そのものは会場に居る人達でしか共有出来ないものかも知れない。しかし映像から飛び出るパワーに何かを感じることは出来る。
初代から30年以上を経てなお、時代の先端にあり続けるマクロス。最新世代にのしかかるプレッシャーは想像を絶するものだろうに、それでも今まで以上を体現していくワルキューレ。

銀河最強、ここにあり。その凄さを円盤を通じて感じて頂きたいと思う。
女神の歌は確かに実在したのだ。